内容成分について
さて、これからの時代、いかにゴミになるものを世に送り出さないかということが重要になります。
大量生産される工業製品は、最初からリユースを考えられたものは少ないのが現状です。
だから、リサイクルという技術を向上させなければならなくなっています。
リユース・・・そのまま再利用・再使用する
リサイクル・・・再資源化し、新たに作り上げる
では、珪藻土・しっくい・せんい壁・塗料・ビニールクロス・・・色々ありますが、メーカー製品でリユースが可能なものはあるのでしょうか?
ビニールクロスなどの石油化学製品は廃棄すらも大変になりますね。
また、リサイクルが可能なものは増えてきましたが、リサイクルに必要なエネルギー消費・CO2排出という問題が残ります。
ここで、リユース出来るものを考えると、実は昔ながらの土壁なんです。
戦前の家作りはそれこそ木と土で出来ております。
家を立て壊すときも、そのまま土に戻せる原料だったんですね。
この日本のリユース文化は海外からも評価は高いのです。
(なぜ、今、忘れ去られてしまったのか)
昔ながらの土壁と同じように、リユースでき、
かつ湿度コントロール機能の高い仕上材を望んだ結果、
日本発祥の技術で、実は存在し、我々はそれを使用するようにしております。
●メソポア珪藻土 ●火山性白土
●セルロースファイバー(古紙) ●食用でんぷん糊
上記の原料だけで作られており、住宅の解体時には水をかけて人力で剥がし、それを土にまくと、植物がよく育つという特性があります。
もしくは、もう一度練り戻して、次の新築に塗ることも出来る素材です。
珪藻土は固まらない(サラサラと崩れ落ちる)特性なので、石灰・セメント・科学糊などで固めて壁にすることが普通なのですが、この素材はリユースと湿度コントロールを求めるため、
メソポア珪藻土の高含有
リサイクル・廃棄にならない原料の使用
という、コンセプト追求型の仕上材です。
固まらないものを固めるということを、乾燥・粉砕・ミキシング技術で可能にしてしまいました。
グレードの高いものは、メソポア珪藻土を重量比で80%も含有しており、湿度コントロール機能はこれに追随できるものが、この世にありません。
内容成分を全公開は当たり前。
驚くべきは、製造工場・採掘地の公開など、本当のことを全て見せるという徹底した姿勢。トレサビリティーがしっかりしているということです。
採掘地・製造工場 公開ツアーの様子